40代営業職の男性の合格体験記「宅建の勉強は賃貸アパート経営に役立つ」

40代の男性のサラリーマンで普段は営業の仕事を中心にこなしています。

親名義の賃貸アパートを資産運用するために受験

まだ不動産の名義は親になっている賃貸アパートが2棟あります。

いずれは相続することが確実なので、どのように引き継ぎ、収益物件としてその価値を保ち続けるのが理想的かということについて、次第に自覚を持つようになってきました

とはいえ、集客や管理は、地元の信頼できる不動産管理会社に任せることができているので、今すぐ何かの行動をしないといけないというわけではありません。

ただ不動産はとても資産としての価値のあるものですから、安易に売却せず、収益を生み出し続けることのできるようにするにはどのようにすればいいのかということについて、自分なりの考えを持っておいた方がいいように感じました。

その割りに不動産に関する知識が浅く、不動産の専門業者ととても渡り合えるレベルにないことに大きな不安を抱いていました。そこで宅建資格を取得しようと思うようになりました。

勉強のモチベーションは低かった

資格を取得することで直ちに仕事に役立つわけではないので、資格の勉強としてはあまりモチベーションは高い方ではありませんでした。

しかもなるべくお金もかけたくないと、本を購入しての独学での勉強だったので、メリハリのない学習スタイルになってしまいました。

学習に利用したのは、「らくらく宅建塾」という学習参考書でした。かなりはっきりと書かれているので迷うことなく、基本が頭の中にインプットされていきました。

およそ一年間、かなりだらだらと低いモチベーションで読み進んでいたのですが、それでも試験を受けてみようかと思えるほどの理解になっていました。そこで最後に試験勉強を一踏ん張りすることで、平成27年に宅建資格を取得することができました。

▽らくらく宅建塾のテキスト

▽らくらく宅建塾の過去問題集

宅建を勉強したことによって賃貸アパート経営の知見を得た

宅建資格を取得したからといっても、そもそも仕事に活用するつもりもなかったので、特に大きな変化はありません。しかし賃貸アパート経営に対して幅広い視点を持つようになれたことは大きかったと思います。

今は賃貸アパートの大規模リフォームが課題になってきていますが、投資に対してどれだけで回収できるかや、周辺環境の変化に合わせたリフォームの可能性など、従来よりもはるかに積極的なことも思い描くことができるようになっています。

資格というのは、ただ仕事に役立ったり評価を受けるというだけでなく、生活の見通しを安定させるためにもとても有効なことだと宅建資格を取得して実感しています。