37歳、子育て中の主婦です。在宅ワークのwebライターとしていくらかの収入があります。
結婚して退職する前は、マンションデベロッパーやリフォーム会社に勤めていました。
宅建の資格や建築・不動産業界の経験を生かして、専門分野の記事を製作しています。
宅建は平成14年度の試験を受けて、一発で合格しました。まだ「宅地建物主任者」と呼ばれていた頃の試験です。
目次
不動産業界に就職が決まったことがきっかけで宅建の受験を決意
受験のきっかけは、不動産業界に就職が決まったことでした。内定先から入社前に宅建に合格するよう指示がありました。
合格しなければ内定が取り消されるのではないかと思うような強いプレッシャーがあり、大学在学中に卒業論文と並行して必死に勉強しました。
試験の3ヶ月前から独学で勉強を始める
使用した教材は「らくらく宅建塾」のみ
本格的に勉強を始めたのは試験の3カ月前ほどです。
勉強のために購入したテキストは「らくらく宅建塾」のみです。予備校や通信講座は利用せず、独学で勉強しました。
内定先から定期的に模擬試験が課されていたため、学習到達度はその模擬試験で把握していました。
▽らくらく宅建塾のテキスト
▽らくらく宅建塾の過去問題集
大学の卒論との両立が厳しく、勉強時間の確保ができなかった
大学生活や卒業論文の製作と並行して勉強を進めていたのですが、もともと不器用な性格で二つのことを同時に出来ないので、十分な勉強時間が確保できず悩みました。
ストレスで胃腸炎になる。ストレスを抱えたまま受験
学費や生活費の仕送りがない苦学生だったためアルバイトの時間を削ることができず、体力的にもつらい思いをしました。
その上、内定先からのプレッシャーは凄まじく、模擬試験で合格点を取れなければ強い言葉でなじられたため、途中ストレスで胃腸炎となり入院することもありました。
模擬試験で合格点を取れるようになったのは試験直前で、それでも合格を確信することはできず、強いストレスを抱えたまま受験に臨むことになりました。
自己採点で合格を確信
試験当日は頭を空っぽにして、とにかく「なるようになる」という気持ちで1日を終えました。
試験問題は特に変わった出題は無く、実力を出せれば合格できるだろう内容でした。
その日の夜、解答速報が出るので自己採点し、おそらく合格であるへことを内定先に報告しました。安心して一度に力が抜けたことを良く覚えています。
自分のペースで勉強するのが一番大変
勉強中は、資格試験を受験する経験が初めてだったので、自分の勉強ペースというものがつかめず、とにかく外部のプレッシャーに振り回されました。
勉強内容は大変興味深いものだったのに、宅建という言葉がしばらくトラウマになってしまうほどでした。
自分のペースで勉強できたなら、暗記や上辺の理解で終わるのではなく、内容をよく理解して楽しみながら学習できたのではないかと思います。
宅建試験では社会人としての基礎的な知識を身につけられる
宅建の勉強範囲には民法や税金などの分野が含まれるので、社会人として基礎的な知識を身につけることができたと思います。
それまで興味のなかった法律というものに対して、もっと知らなければいけないと考えるようになりました。
世の中にはルールがあるということ、そのルールがどのように運用されているかということをぼんやりとでも理解できたことは、その後の人生を大きく左右したと思います。
特に会社を退職する時の労働法関係、離婚した時の協議の仕方や文書作成など、仕事以外にも役に立っています。
宅建の資格をとったことで在宅でも働けるようになった
また宅建の資格を取得したことで、結婚後家庭に入った後も在宅で働くことが可能になりました。
子どもがもう少し大きくなったら再就職することも視野に入れていますが、求人にも「宅建士優遇」と掲げられているものが多く安心感があります。
宅建は受験勉強にも資格維持にも大きなお金は必要ないので、コストパフォーマンスの良い資格だと思います。
これから宅建の勉強を始める方へ
宅建は暗記だけでも十分に合格可能な試験だと思いますが、内容を理解しながら学習を進めたほうが気持ちも楽に勉強できると思います。
出題分野が広いので、得意分野や好きな分野を見つけて、楽しんで勉強して欲しいと思います。”