今回は、宅建とは一切関係のない業界で働いている38歳の会社員の合格体験記を紹介します。平成28年に落ち、翌年の29年度の宅建試験に合格しております。
目次
受験のきっかけはマイホームの購入
初受験の前年に自宅を購入しましたが、その際に色々と調べたりしたことで知識も増え、何かに役立てばと思い軽い気持ちで受験しました。
宅建のスマホアプリを使って独学で学習を始める
春頃に思い立ち、スマホに無料アプリをダウンロードしました。試験と違い、過去問の各選択肢についてそれぞれ○×形式で答えるものです。解答の正否と一緒に簡単な解説も載っていました。
勉強量は仕事の合間にアプリを開く程度
仕事の合間にアプリを開く程度で、休日も含め自宅では一切していませんでした。思うように勉強出来ず苦労しましたが、受験料も払いましたし、試験会場も自宅から近かったので一応受験しましたが、当然落ちます。ただ、自己採点では、ボーダーラインに1点足りないだけでした。
1点差という悔しさもあり、あと1点で合格レベルに達するという希望もあり、この時点で翌年も受ける決意をします。
自分の取り組み方にも反省点が多く、特に勉強方法については、各分野の時間配分を調整してみることにしました。
2年目は宅建試験の4ヶ月前から学習を始める
2年目の勉強のスタートは、6月頃でした。(本試験は10月の中旬)
早めに始めても中弛みしますので、前年の反省を活かし、気持ちを維持できるよう短期勝負です。
やはり前年と同じアプリを使用し、解説が足りない分は、良いサイトがあったのでそのサイトを見て理解し、を繰り返しました。
宅建試験2回目の受験
受験当日は前回よりも緊張しました。そこで急遽、少し落ち着かせるためにも、得意分野から解いていくことにしました。この作戦が成功し、数問すんなり解けた頃には気持ちも落ち着き、その後を落ち着いて進めることが出来たと思います。
結果、合格することが出来ました。
宅建試験は7割取れれば合格できる
2回の受験で感じたことは、7割正解することの大事さです。
民法は知識量が膨大である
民法は掘り下げればキリがないですし、問題の幅も広く過去問だけではカバーもできません。私も一時期は権利関係に苦労しましたが、ある程度諦めることで深みにはまらずに済んだかもしれません。
宅建業法を仕上げれば合格点ラインはクリアできる
民法と同じように、私は建築基準法や所得税なども捨てました。捨てたと言ってしまうと語弊がありますが、基本的なところだけやっておけば5割程度は正解出来ますので、それ以外の特に宅建業法を仕上げておけば、合格ラインはクリア出来ます。
参考書(教科書)はわかりやすいのが1冊あればいい
それと、私は参考書などを購入しませんでしたが、これも1つの方法かもしれません。用意したとしても、わかりやすいのが1冊あれば十分だと思います。2冊持っても2倍理解できるようになるわけではないので。
宅建は決して難関ではないが工夫がいる
宅建は、簡単ではないですが難しくもない試験です。勉強のやり方次第ではそれほど苦労せず合格出来ますので、努力も大事ですが工夫することも必要かもしれません。試験は、1度合格してしまえばいいのです。
反面、宅建の試験範囲は宅建業以外でも役立てられる部分が多くあります。私も、特に税法などは関わる頻度が高く、勉強して良かったと感じています。このように、自分の状況とも照らし合わせ、よりメリットの多い勉強方法を見つけてみてください。
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