42歳会社員「宅建試験の予備校模試は受けたほうがいい」

今回は42歳の会社員の男性の合格体験記を紹介します。宅建を受けたのは平成21年度で、30代前半の頃。

自己啓発で宅建試験を受けることを決意する

宅建の内容は、会社的には全く無関係という訳ではなく部署によっては多少必要な部署もありましたが、私個人としては総務的な仕事をしていますので、仕事上、宅建の知識が必要であったという訳ではありません。
資格手当もありませんので、いわゆる自己啓発的な意味合いで受験しました。

「仕事と両立するには独学しかない」と独学で勉強をはじめる

まず勉強方法ですが、予備校等に通うか、独学で行うか悩みましたが、仕事をしながらということで、時間に縛られない方が継続しやすいと考えて、独学で行うことにしました。

テキストは、大規模な書店でいくつかの宅建テキスト類を立ち読みし、自分に一番合ってそうだなと思ったLEC東京リーガルマインドの「でる順」テキストと「ウォーク問 過去問題集」を使用しました。

通勤電車でテキストを読み、家で問題演習をした

仕事をしながらの勉強ですので、時間の確保が一番苦労する点になります。私は電車通勤でしたので、行き帰りの電車の時間で「でる順」テキストを読んでいきました
そして1つの単元が終わったら問題集の「ウォーク問」を解き、間違っていた箇所やきちんと理解できていなかった箇所をテキストに戻り、アンダーラインを引いたり、書き込んでいくという方法で勉強しました。

インプットは通勤電車で行う代わりに、アウトプットである問題演習は、落ち着いた家でやる方が良いだろうと考え、最初は、「ウォーク問」を解くのは、仕事からの帰宅後、家で行うか、週末に行っていました。

しかし、試験が近づくにつれて、ペースアップが必要になり、後半は職場の昼休みでも、少し問題演習をしていました。

予備校の宅建模試は受けたほうがいい

試験が近づくといろいろな予備校で宅建模試が行われると思います。中には無料で行われるものもあるので、受けた方が良いと思います。

私の場合、模試で非常に良い点数を取り、完全に油断してしまいました。仕事をしながら、勉強を続けるのは大変ですので、「もう大丈夫だろう」という思いから、直前期は勉強にあまり熱が入りませんでした。これが反省点になります。

結局、試験直前の模試では、得点源とするべき宅建業法で20問中11問しか正解できないという大ピンチになりました。そこで、ラスト1週間は宅建業法を重点的に復習して、なんとか本番を迎えることになりました。

なんとか宅建試験に一発合格できた

受験当日は、思っていたより若い人(大学生くらい)が多くて、非常に驚きました。また、携帯電話は配布された封筒に片付ける。というのも驚きました。
結局、直前に宅建業法の復習をしたのが良かったのか、一発で合格できて本当にほっとしました。

宅建は他の試験と出題範囲が重複している

宅建は、公認会計士や司法書士のようにレベルの高い資格試験ではありませんが、他のいろいろな資格試験と出題範囲が重複しています。例えば、民法や借地借家法などは行政書士試験に通じる部分がありますし、税・その他の分野はファイナンシャルプランナー試験に通じる部分があります。そういう意味で、次のステップにつながりやすい宅建の勉強をして、良かったなあと感じています。