働きながらの勉強は大変!宅建士は取れるときに取るべきだ

今回は、40代サラリーマン男性の宅建試験の合格体験記を紹介します。受験したのは平成24年度の試験です。

業務で必要になり受験を決意

宅建試験を受験しようと思ったのは、当時勤めていた会社が不動産関連の会社で業務の必要に迫られたからです。異動により、仲介の部署に配属されました。宅建は必須の資格で有無を言わさずに受験させられました。

独学で勉強を始める

勉強方法は自学自習です。予備校には通っていません。公開模試は予備校主催のものを受験しました。それ以外はテキストの読み込みと過去問を何度もやることに時間を費やしました。

働きながらの勉強は、勉強時間の確保が一番大変

働きながらだったので勉強時間をとることが一番大変でした。朝いつもより一時間早く起きて勉強時間を確保しました。電車通勤でしたので行き帰りの電車の中は過去問を解く時間でした。飲み会も減らしました。土日は外せない用事以外は勉強に当てました。

宅建の勉強で大変だったこと

宅建業法は重箱の隅をつつくような問題が出される

受験で大変だったことは、ひとつめは宅建業法はがとても細かったことです。重箱の隅をつつくとはまさにこのことだと思いました。テキスト持ち込み可だったとしても解けない問題があったと思います。それくらい細かい問題でした。

法令上の制限も細かい知識を問う問題が出される

ふたつめは法令上の制限です。宅建業法ほどではないですが、細かい問題が多く出題されました。都市計画法や建築基準法の大まかなところは覚えました。しかし小さな法律の細かい部分までは覚えきれていませんでした。試験は覚えていない箇所ほど出題されるものですね。たまたま覚えていない部分が出題されてあせりました。

権利関係(民法)は難解な言い回しが多く理解するのに大変だった

最後は民法です。いちおう、法学部出身なので用語はなんとなく覚えていました。でも10年以上前に習ったこと、ほとんど忘れていました。難解な言い回しが多く、問題文を読むだけで大変だったことを覚えています。

もっと早い時期から受験をすればよかった

受験して反省したことはいろいろあります。まずはもっと早く受験しておけばよかったと思います。大学時代にも受験して合格していた友人もいました。睡眠時間を削ってまで勉強するくらいならあの頃遊ぶ時間を削って勉強すればよかったと後悔しました。その後も何度か受験のチャンスはあったし、働きながらでも暇な時期はあったのでその時にやるべきでした。

宅建士になったことで資格手当がもらえ収入が増えた

宅建の勉強をしてよかったことはいくつかあります。まずは資格手当がもらえるようになったこと。収入は増えました。自学自習でやっていたのでかかった費用はテキストや問題集のみ。コストパフォーマンスのいい収入です。

また生活のリズムが良くなりました。朝早く起きて他の受験勉強をしたり、週末も遊びに行かずに図書館で本を読んだりと、宅建試験を境に生活がよいほうに変わりました。これを続けていきたいと思います。やはり資格は取れるときに取るべきだと思います。