今回は現在45歳の児童指導員の男性の宅建試験・受験体験記を紹介します。平成27年に受験し合格しています。
目次
不動産会社経営をしている親戚のお手伝いをするために宅建士を目指す
私の親戚が不動産会社を経営していましてマンションも保有しております。私自身もたまにお手伝いさせていただきに行く時がありやはりその時には最適減の知識がないと何お仕事もできないと痛感し、受験を決意しました。
独学で勉強を開始
ひたすら独学で勉強しました。本屋に行って実際に見てこれはわかりやすいなという参考書と問題集を買って勉強しました。受験の直前には資格予備校で模擬試験が行われていますので、その模擬試験の受験はしました。
親戚の支えがあったから頑張れた
私が独学で頑張れたのは親戚がいたから、環境に恵まれていたというのは非常に大きいと思います。
とりあえず自分で参考書を購入したのですが、親戚に見てもらったところ「ここは法改正がされている」と指摘してもらいました。ああ!もうこの時点で私の中でその参考書は外れです。
法律ですから積み重ねで改正されているのに、そのまま別の法律を学んでもつじつまが合わなくなってしまいます。問題集の解答を読んでも「なんでだろう?」と全く納得がいかんくなってしまうんです。それからは参考書や問題集の類は親戚に選んでもらうようにしました。
仕事と勉強の両立がやっぱりきつい
休みの日はいいんですけど、基本的に普段は仕事をしているわけですから、みなさんそうだと思うんですけど勉強の時間の確保は非常に難しかったですね。
理論的に帰宅して1時間半は勉強できるなと考えても疲れててか頭が付いていかないです。あっという間に時間が過ぎて、そんなことが頻繁にありました。
これではただ睡眠時間が減るだけで本業の方にもさしつかえが出てくるわけなんですよね。ですから基本的に休みの日に14,5時間は勉強するようにしました。
ひたすらノートに大事な部分を書き出して、平日はそのノートを眺めているだけ、不思議なもので眺めているだけでも暗記できていくんですよね。例えていえば通勤電車で自分の最寄り駅から会社の最寄り駅まで必死になって覚える人はいないと思うんです。ぼーっとしながらも毎日路線図ですとか、社内アナウンス、これだけで知らないうちに頭に入っていっていますよね。そんな感覚です。
民法を勉強して、知らないという状態が怖くなった
宅建士を勉強して、日本人は法整備ができているのに知らない。それであーだ、こーだ言って文句をたれている。
そんな「知らない」という状態が非常に怖くなりました。
とは言いましても日常生活から法律論をかざして人と話すようでは頭の固い少し変わった人になってしまいます。そういう身に付いた知識は勉強する以前と後でも基本的に口にすることはしません。ただし、実際はこういう規定がある。こういう風に日本では守られている、そういう事を知っているだけでも本業の方にも非常に余裕が出来てきたのは事実です。
何でも勉強するというのは大切な事だと思いますし、いざという時に武器になるのは確実だと思いました。基本的に日本の法律は損害賠償という形でお金で解決するスタンスです。私自身も法にのっとり損害賠償請求を2回しました。知らないという事は全ての面で損をします、これは絶対に言えることです
宅建試験に合格したことで心に余裕ができ、活き活きと仕事ができるようになった
宅建試験に合格したことで心に余裕が持てるようになりました。また、宅建自体、年々合格が難しくなってきています。40代ですと厳しい会社では私の友人もそうですがリストラの対象になり始める年代です。その為にゴマすり、これでは疲れてしまいますし、合格前は私も疲れていました。今は自分でいざとなったら事務所開けばいいし、活発に仕事ができるようなっています。本業の方でも評価されるようになったというのは棚から牡丹餅でした。