現在23歳で、団体職員として勤務しています。
昨年まで不動産会社に勤めていて、その会社がTACと提携して開講していた宅建講座で勉強し、平成29年度の宅建試験に合格しました。受験は2度目で、平成28年度の試験はあと2点足らずというところで不合格でした。
合格した年の平成29年の講座は6月から開かれ、週1回1日4時間からスタートし、試験直前は週2回1日10時間の授業を受け、本番に臨みました。
TACの教材以外は使用していない
テキストについてはTACが用意したもの以外は使用していません。分野別のテキストと問題集が用意され、授業ではテキストを中心に解説を受け、復習として問題集を家で解きました。
毎回の授業の前には、問題集を基にした復習テストが実施され、点数によって自分の苦手な分野が把握できる形になっていました。
本番前には模試をかなりの頻度で解き、多い時では一日4つくらいの模試を解いたこともありました。
しかしここでミソとなるのは、先ほども申し上げたように、「TACで用意されたもの以外は使用していない」ことです。
使い続けているテキストを信じとことん問題を解く
テキストから問題集、そして模試まで、すべてTACから配布されたものを使用し、自前で用意するようなことはしませんでした。
私が不合格だった一昨年の試験では、本番前にあまり点数が伸びない不安から、書店で参考書や問題集を購入したこともありました。しかし、出版社ごとに問題文の書き方が特徴を持っているので、慣れない形で問題を解くことになり、却って点数が伸びないという状態に陥りました。
自分が通っている学校、または使い続けているテキストの出版社を信じ、その中でとことん問題を解くことが大事だと思います。
問題は覚えるくらいやりこむ
何度やっても正解できない問題が必ずありますが、その問題ももはや覚えた、くらいの勢いで解き続けることが合格へのポイントでした。
実際に本番に出る問題も、よほど難しい問題でなければ、必ず数回は解いたことのあるような問題ばかりなので、焦って色々なテキストに手を出すのではなく、じっくりと一つのもので慣れていくことが良いのかと思います。
点数が取りやすい宅建と法令上の制限に集中する
私が得た教訓としては、点数が取りづらい民法分野の点数をどうしても伸ばしたいとむきになってしまったあまり、宅建業法や法令上の制限などにあまり時間を割かなかったことです。
結果として本番での民法分野の点数は低かったので、変な見栄張りをせず、点数が取りやすい分野をきっちり勉強する方が合格に近づきます。
宅建は覚えることが多い
これから宅建の勉強を始める方は色々不安なことばかりだと思います。限られた時間の中ではありますが、毎日毎日コツコツと積み重ねることが何よりも大事です。直前に詰め込んでいる人はやはり合格できていませんでした。
「まだ大丈夫」とどうしても思いがちですが、宅建試験は想定以上に覚えることが多いです。
それは一通りの出題範囲を勉強してから気づくものですが、気づいた時には既に遅いという場合も多々あります。学習した範囲から確実に復習をするように心がけてください。