独学で宅建試験に合格したマンション清掃業の34歳の女性

今回は現在34歳で、マンション清掃業(女性)の宅建試験の合格体験記を紹介します。

将来転職するときに有利だから宅建を受験する

宅建試験の受験をしたのは今から10年ほど前の平成20年度です。幸い、一発で合格することができました。

受験しようと思ったのは、会社の上司から、将来何かと役立つからということで宅建の資格取得を勧められたからです。また、私は法学部出身で知識の点で少し有利だという点も、受験する気持ちを後押ししました。

「らくらく宅建塾」と過去問でひたすら独学

勉強はひたすら独学でしました。使用した教材は、週刊住宅新報社の「らくらく宅建塾」と「過去問宅建塾」です。

宅建の試験は、過去問と似た問題がたくさん出題され、過去問を徹底的に勉強すれば合格できるという情報がありましたので、「らくらく宅建塾」で一通り知識を得た後は、ひたすら過去問の勉強をしました。

▽らくらく宅建塾のテキスト

▽らくらく宅建塾の過去問題集

大変だったのは「暗記」と勉強時間の確保

暗記しなければならないことが多かったのは大変でした。

しかも、仕事で思うように時間が取れませんでしたので、短い時間を有効に使う必要がありました。

「らくらく宅建塾」には暗記のための語呂合わせがたくさん載せられており、それが非常に役立ちました

また、効率よく勉強するために、時間と勉強するページ数を設定して勉強しました。例えば、45分という時間を設定したら、頑張らないと45分では終わらないようなページ数をノルマとして自分に課しました。

そうすることにより、自分にプレッシャーをかけて集中して勉強することができました。

正直無理だと思っていたが、本番で8割以上の正答率

このように、頑張って独学で勉強してはいましたが、過去問をやってみて合格点に達することは一度もありませんでした。ですから、おそらく本番も無理だろうと思っていました。

しかし、驚いたことに、本番では8割以上の正答率を出すことができました。本番は過去問を解いている時よりも必死になります。最初「これは解けない」とか「これは覚えていない」と思っても、必死になって考えると答えが出たり思い出せたりしたという場面が何度もあったのです。これが合格につながりました。

一人で、独学で、勉強しているときは甘え生じてしまう

逆に言えば、過去問を解いている時は、あまり集中していなかったということになります。やはり一人で勉強していると甘えが出て、集中していると思っても意外と集中できていなかったりするものだということがその経験からよくわかりました。本番で発揮したような集中力を持って勉強していればもっと効率が上がっただろうなと思います。結果として合格できたので良かったですが、独学の難しさというものを学びました。

宅建のおかげで不動産に関する知識が身についた

宅建を受験して良かったことは、不動産に関する知識が身に着いたことです。仕事柄、マンションの管理会社とやり取りすることがありますが、その際に宅建の受験を通して得た知識が役立つことが時折あります。また、将来転職する場合にも宅建試験合格という経歴が有利に働くのではないかと期待しています。

▽らくらく宅建塾のテキスト

▽らくらく宅建塾の過去問題集