宅建取得とタブルで取得がおすすめな資格として賃貸不動産経営管理士があります。
試験の難易度自体は宅建よりはるかに簡単。
そんな激アツな賃貸不動産経営管理士がいま求められている理由紹介します。
目次
賃貸不動産経営管理士とは
つまり賃貸住宅の管理に詳しい専門的知識を持っている人ですね。
賃貸住宅とは、アパートやマンションなどの一定期間貸し借りする建物。
賃貸不動産経営管理士は建物を管理したり、きれいな状 葉に保つように維持することによって住居者の心地よい生活環境をつくることに貢献します。
質のよい管理サービスは社会的にも求められているため、賃貸不動産の管理の専門家である賃貸管理士には活躍が期待されるでしょう。
賃貸不動産経営管理士が必要とされている6つの理由
1.ストック型建物を維持するためには賃貸不動産経営管理士が必要不可欠
国土交通省の製作で「ストック重視の住宅政策への転換の時代」が挙げられています。
これにより既に建築された建物を維持・管理していくことで有効活用していくという時代に変わっていきます。
というのも、今までは建物の建てて30年住んだら取り壊して、また新しい建物を立てるというサイクルを繰り返してきました。このような形式をフロー型の住宅といいます。
しかし、国の「ストック重視の住宅政策への転換の時代」政策では、200年くらい住める建物をつくり建物を再利用していくことで建築にかかるエネルギーやコストを削減し、私達も生活コストを下げることを目指します。(資源・ストック型の建物
そのため、建物を資源として有効活用するために建物の管理が重要になってくるのです。
そして賃貸不動産経営管理士は不動産管理の専門家であるため、国家政策のためになくてはならない存在として需要があるのです。
2.管理業者の数が増えている
いまは、新しく建物を建てて販売するというよりも、賃貸住宅のほうが主流になってきておりますので、管理業者の数が増えています。
管理業者の各事務所(店舗)には1名以上の賃貸不動産経営管理士が必要になりますので、業界的に賃貸不動産経営管理士が不足しているのです。
3.空き家の増加とその対策のため
少子高齢化社会が進み、人口が減っています。それなのに住宅が増え続けているため、住んでいる人のいない家(空き家)が増えています。
空き家を有効活用するためにも賃貸不動産経営管理士に活躍が期待されているわけです。
4.Airbnb(エアビー)などの民泊ビジネスオーナーにコンサルができる
新たなビジネスとして民泊事業があります。自分の所有している家に空き部屋がある場合そこをホテルのように貸し出して利益を得るビジネス形態です。
賃貸不動産経営管理士は管理だけではなく、賃貸不動産全般について幅広い知識をもっているため、こういったビジネスをする方に対してコンサルティングをすることが可能です。
5.国土交通省が国家資格化に向けてめちゃくちゃやる気
賃貸不動産経営管理士は平成30年の9月に、賃貸不動産管理業者の事務所(店舗)に1名以上の設置が義務付けられるようになります。
いずれは宅建のように各事務所(店舗)に5人に1人の割合で必要になる資格でしょう。
6.不動産を貸す人と借りる人のトラブルを防止できる
実は賃貸不動産の管理業を規制する法律がなく、敷金を返すとき等にトラブルが多いんですね。
また、賃貸住宅の管理におけるクレームが複雑になっている。業者が管理していない賃貸住宅もあるので適切な管理が出来ているとはいえない。
そのため第三者的な立場である賃貸管理士が間に入る必要が出てくるわけなんですね。
賃貸不動産経営管理士を学習するためのテキスト
今年(2018年)から賃貸不動産経営管理士の設置義務が施行され、各出版社が独学しやすいようにテキストや問題集を販売しております。
公式テキストは分厚く、試験対策のという面では情報量が多すぎるので、試験対策用の図やイラストが入ったコンパクトなテキスト&問題集で学習をされると良いかなと。
書店などで手に取って見比べてみると良いでしょう。
以下、図やイラストが入ったわかりやすいテキストを3冊選んでみました。
▽ユーキャン賃貸不動産経営管理士のテキスト&問題集
▽実務教育出版の賃貸不動産経営管理士テキスト&重要過去問
▽建築資料研究社の賃貸不動産経営管理士テキスト
通信教育講座で賃貸不動産経営管理士を取得しよう
通信講座を受講されるのであればスタディングが良いかなと。
賃貸不動産経営管理士は、宅建試験の4割くらいの難易度でありかつ宅建士の試験範囲と4割程度かぶっているので、宅建士に合格されている方であれば独学でも十分合格ができる試験ですが、「効率よく学習を勧めたい」「一人でテキストを読み問題を読み進めていくのはきつい」という方には講座を受講されることをおすすめします。
現段階(2018/10/23)の時点では賃貸不動産経営管理士の講座は通勤講座、TAC、日建学院、LECがありますが最も安い受講料(14,800円)で受講でき、講座も計8時間30分とコンパクト。但し、Web上で授業と問題演習を行い授業料が格安のため、紙媒体のテキストと紙の問題集がありません。
無料会員登録で体験授業の受講ができ、Webテキスト、問題集などのシステムを一通り試せるので、まずは登録してみましょう。
まとめ
賃貸不動産経営管理士は国家資格化が粛々と進められている資格。
毎年の受験者数が急増し、合格率は年々低下しているためこれから難関資格になっていくと思われます。
今年合格を目指すのが賢い選択でしょう。