44歳女性|子育てと正社員で働きながら宅建を受験

44歳の建設業業界の一般事務で働く女性の宅建試験受験体験談を紹介します。受験したのは平成26年度と平成29年度の2回。

転職しやすい資格だから、住宅関係に興味があるから宅建士を目指す

以前いた会社が、リーマンショック翌年に会社都合で解散となり、景気の悪い時期だったのもあり就活に大変苦労しました。そのときに年齢が上がっても採用されやすい資格を取りたいと思ったのと、元々、住宅関係に大変興味関心があるため、宅建を目指しました。

1度目の受験は自宅で独学。2度目は予備校通学

平成26年度は、子どもが0歳で育休中の間の試験でしたので、育児の合間に自宅学習で独学で勉強しました。

平成29年度は、育休復帰しており、会社の休みの日に週に1回、「宅建」講座へ通学し、後は通勤の行き帰りや昼休み、子どもが夜、就寝した後の隙間時間を使って勉強しました。

【1度目の受験】独学の苦悩を抱えながら育児の合間に2〜3時間の勉強。

26年度の受験時は初めての学習、しかも自己流だったため、要領が悪く解かなくてもいいような問題にも時間をかけて解こうと無駄な努力をしてしまいました。その時、子どもは0歳児、世話に手はかかるものの、育休中だったので子どもが寝た後に2時間~3時間などの勉強時間を取ることができました。

【2度目の受験】とにかく時間がない!育児と勉強の両立

29年度の受験時は、とにかく時間がありませんでした。職場復帰していたので、仕事をしながら、保育園に通う子どもの送迎をし、面倒をみていたので、元々勉強時間どころか、自分の時間が取れていない状況にかかわらず勉強をスタートしました。寝付きの悪い子どもだったために、23時頃にならないと就寝してくれないため、勉強も23時以降からスタートとなりました。

週に1度の宅建講座へ通学していた日は、10時半~17時と勉強時間が長かったのですが、後の日は1時間まともに継続して勉強することができませんでした。通勤時間のうち、電車に乗っている時間の40分くらいと、10分、15分という細切れの時間を使って試験勉強にあてました。しかしながら、目標勉強時間の300時間には及ばず、勉強時間の確保には大変苦労しました。

1度目は不合格、2度目の受験で合格

26年度に受けた時は、自己採点で30点くらいでした。合格点には満たないことは受験した日にわかっていましたが、あと少しで合格ラインだったので悔しかったです。

29年度に受けた時は、難しかったものの、なんとかギリギリ合格できそうな気がしました。とはいうものの、見直しの時間はほとんど取れなかったのでケアレスミスがないか不安でした。結果は合格でしたが本当ギリギリでした。

早い時期に受学習を始めるのがいい

29年度受験の時は、29年の4月のはじめから勉強をスタートしました。26年の時に一度受けていたわけで、試験の範囲もわかっていたはず、もう少し早くの29年1月ぐらいからスタートすれば、勉強もだいぶ楽だったと思います。

履歴書に「宅地建物取引士」と書けるのが嬉しい

それまで私は履歴書や名刺に堂々と載せられる資格がありませんでした。しかし、宅建は、堂々と履歴書や名刺に載せられますのでとてもうれしいです。

区分所有の不動産投資もこれから始めてみたいと思っています。物件を選ぶ時に、用途地域なの専門知識があると物件選びに有利ですし、投資会社の人と面談する機会も増えるかと思いますが、その時に宅建の資格を持っていると伝えることによって、より対等にビジネスができるのではないかと期待しています。