フリーランスの税理士が不動産に興味を持ち宅建に合格

今回は現在48歳の自営業(税理士)の男性の宅建試験の受験体験談を紹介します。今から3年位前平成26年、27年と宅建を受験し、平成27年の宅地建物取引主任者に合格した方です。

元々は税理士の勉強をしていた

不動産関係の宅地建物取引士。なぜ興味を持ったかというと、最初のころは、私は、税理士の受験勉強をやっていました。
仕事をしていく上でどうしても法律というものが必要になります。その知識は会計という枠を超えて、宅建主任はもちろんのこと、行政書士や司法書士、弁護士と多岐にわたります。すべてを習得するのは無理で、お互いに紹介したり紹介し合いながら仕事を進めて行く事が多いです。私の場合、固定資産や相続がメインの仕事を引き受ける事が多いです。

他の士業の方にお願いするのもいいですが、表面的な知識だけも知っておく必要があり、勉強して資格を取ろうとする人も多いです。私もそういう類の感じで、宅建主任の勉強をしてみようと思いました。

税理士の受験の場合、科目合格制という5科目合格する必要性があるのですが、1科目でも受験でき合格して行く事が出来ます。なので仕事をしながらでも受験ができるので、1年に1科目合格を目標で受験勉強を続けていました。

不動産業の仕事の幅の広さに興味を抱いた

税理士試験の勉強のさなか、仕事でも不動産に関わる事がありました。また、家の建て替えを行なわなければならず、不動産の管理を行なっている宅建主任者の方と知りああいました。私自身、不動産というと土地取引みたいな考えがあったもので、マンション管理とかという管理の仕事もあるのだということを知り、管理の仕事に興味を抱いたというのもありました。

あらゆる士業は全て繋がっていることに気づいた

また、ときどき宅建取引士の人から相談を受けたりとかもあり不動産や司法書士、行政書士といろいろなことで、相談を受けたり受けに入ったりとぜんぜん素人目では関係ないように見えて実は、すべて繋がっていることがわかりました。

TACのWeb通信形態で勉強を開始する

私の仕事は会計関係なのですが、不動産と接する機会も多かったので、法律の勉強も兼ねて勉強してみようと思いました。最初、独学でやろうと思ったのですが、税理士の受験の経験からやるのであれば、一番確実に近い方法をとweb通信で勉強しようとおもいました。
そして、どこの学校行こうかと考えた時に、最初は、自分が税理士の勉強をしていたときに利用していたTAC(旧:早稻田セミナー)だったと思うのですが、そこのシステムを利用する事にしました。

Web通信の良さは、いつでも講義が受けられること

この勉強法のいい点は、いつでも自分の都合の良い時間で講義が受けられてカリキュラムに沿っていけばよいという点です。

計算系の勉強ばかりしていたため、法律系の勉強に苦戦

計算中心の勉強ばかりだったので、法律を理解するためにひたすら文章を読むこと、文章の内容を理解することに一番苦労しました。
いきなり暗記しようとするようなことをしたので失敗しました。問題を解き、分からなければテキストを読むという勉強法をすればよかったのです。実際に受験してみるまで学習方法が合っているのかわかりませんでした。

インプットとアウトプットをひたすら繰り返した

とにかく私は、講義と問題を解くというアウトプットとインプットを繰り返してとにかく基本的な法律を頭の中に入れて行きました。その後、過去問を解いて繰り返す事でパターンが決まっているのでそれを身に付けていきました。

それと同時にその事を行う事で引っ掛けが必ずあるのでその解説は、絶対にされると思うのでそれを身に付けていかないと変なところで時間がかかってしまって解ける問題が少なくなっていきます。これは、税理士受験にも当てはまりすべての資格で必要な事ではないかと思います。

過去問から宅建試験独特の引っ掛け方を学ぶ

問題を解き、わからなければテキストを読むという事を繰り返す。それによって理解が深まり覚えていくのだということが、実際に受験してみて分かりました。
そして、細かい文脈の過去問独特の引っ掛けみたいのもテクニックの一つとして知りました。本試験は、ほとんど過去問から出題されますが、全く同じものが出題されるというものではなくて、ちょっとした数字や文言を変えて出題されます。

仕事で法律知識が使えるので受験してよかった

宅建を受験して、法律が、特に民法が良く分かりました。税理士資格とともに仕事で利用できるので、受験して良かったです。