専業主婦の51歳「何かしたいから」という思いで宅建士を目指す

現在51歳、専業主婦の女性です。平成19年の試験を受験しました。

「何かをしたい」という自己啓発で宅建試験受験を決意

専業主婦をしていたので時間が有り余っていました。何かしたいと常日頃から思っていて、そんな時に主婦の友人が宅建を取ったと言うので、私にもできるかと考え、受験しようと決心しました。

資格の大栄で、宅建士講座を通学受講

資格を取るために「大栄」という予備校に通いました。最初に授業料を20万円ほど支払いました。高かったです。そのため、これは絶対1回で合格しないとと思いました。学校は20〜30人ぐらいのクラスでした。

毎日の予習復習を欠かさなかったのにテストでは点数が取れない

毎日、予習復習は欠かしませんでした。自分では勉強しているつもりでいたのですが、テストをすると全然点が取れませんでした。これは大変と思い、そこから慌てて勉強方法を見直しました。徹底的に講師が配るレジュメを頭に入れ、問題集を何度も何度も全て正解するまで解きなおし、重要項目が載っている参考書を買ってきては、それもまた勉強の中に組み入れ、替え歌で大切な箇所を覚えたり、かなり工夫しました。

講師が言うには「あれもこれもと手を広げないほうがいい」ということだったので、私は講師がまとめられたレジュメと、講師が過去の問題をまとめた過去問集と、自分で買ってきた参考書の3つを柱にひたすらそれらをやり抜きました。そのかいもあって模擬試験の点数や答案練習の授業ではどんどん点が伸びてクラスでトップクラスを走るようになりました。勉強は長期にわたりかなりの努力と辛抱強さが必要でした。

わからないことがあれば何でも講師に聞きに行きました。試験前にはかなり勉強しました。多分1日5〜6時間ぐらいしていたと思います。とてもしんどかったです。試験問題を時間をはかって早く問題を解く練習も大変でした。焦って焦ってなかなか問題が頭に入ってこなかったです。

「やることはやった」という気持ちで宅建試験受験当日を迎える

受験当日はなんだか清々しい気持ちで試験会場に臨みました。やるだけのことはやったという思いがありました。試験を解いていくと、とにかく民法がやたら難しかったです。わけのわからない問題がいっぱいでした。その他の教科はそれほどではなかったです。試験中、民法で落ちたと思いました。

結果なんとか合格できましたが、反省としては試験前は何かと覚えることも多く過去問を解く時間がなくなってしまうことがあります。なので勉強を始めると同時に過去問も並行して解いていくことが必要だと学びました。あと模擬試験は絶対に受けた方がいいと思いました。

宅建試験を足がかりにファイナンシャルプランナー(FP)、社労士を連続取得

宅建の勉強を始めたことで勉強する癖がつき、その流れでファイナンシャルプランナー、社労士と連続して取得する事ができました。あと、主婦をいくら頑張っても誰も褒めてくれませんが、試験でいい点を取ると教室に大々的に張り出され気持ちよかったです。